日記

日々の記録

5/8(水)

 朝3時頃起床。喉が痛く、全身に倦怠感あり。明らかに風邪である。3分くらい悩んで会社を休むことにした。

 電話で体調不良のため休む旨、報告。上司は「心配そうな感じ」を言葉に乗せることに、熟達している。声色のトーンや間、そして相槌。その上司から発せられる「大丈夫か〜」はきっとグシャグシャな紆余曲折と試行錯誤の末に身につけた優しさだ。

 こんな日に限って、メルカリで2冊本が売れたので「メルカリはセルフ労働だ」と思いながら本を梱包してセブンイレブンへ行く。『こんな日に限って』というカネコアヤノの曲を思い出すが、特に鈴の音は鳴らない。自転車のブレーキが壊れていて、ギシギシ鳴っているが半年放置してる。

 

私が揺れると鈴の音が鳴る

悲しみを消すための傷が絶えない

 

 コンビニでメルカリの商品を発送する時、他に買いたいものがあっても、1回目のレジで発送・2回目のレジで買い物というパターンを崩さない。1回のレジで情報量を増やしたくないんだな、きっと。

 昼・夜ご飯を買って帰り、ひたすら布団に籠る。アマプラで『マイ・エレメント』を見た。

 火属性と水属性の男女が互いの属性を越えて、なんだかんだあって恋愛成就!そんでもって親からの期待より「本当に自分がやりたかったこと」やってこー!みたいなザ・ディズニーって感じだった。アナ雪から続く「ありのままの自分曝け出せ」ムーブっていつまで続くんだろうか。

 あとこの映画は「ケア」の2つの側面を表現してるのかな〜と見終わって感じた。火属性のエンバーは火を使って、排水管を直したり、壊れた器を綺麗に溶接して作り直す。ようは物質的ケア。

 それに対してウェイド(水属性)は、感情にアプローチする。エンバーに見せたい花を見せ、涙を流し、「本当にやりたいことってなんなの?」と問いかける。心的ケア。寅さんっぽいな。

 それぞれのケアの仕方が人にはあるよね〜などと思った。それは日常でもしんどい時に、心に寄り添い言葉をかける人もいれば、上手い飯いこ!と外に連れ出してくれる人もいる。

 夜ご飯は鶏肉の何とか弁当。その後、林檎の絵を描いて、薬を飲んだ。あとはもう寝るだけ。乗代雄介『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』を読み進める。明日の仕事大丈夫かな。