日記

日々の記録

1/14(日)〜1/16(火)

1/14(日)

 仕事休み。朝ご飯、卵焼きと白米に野菜ジュース。

『anone』4話。生まれるはずだった子どもの幽霊がずっと側にいて、その幽霊の子の存在に、救われてきた、るい子(小林聡美)の人生。幽霊の存在を信じる、信じない、という二元論ではなく、ただるい子の側にそういった存在がいて。それは幽霊なのか記憶なのか妄想なのか分からない。けれど、その人を根底で支える、目に見えない存在をそっと肯定する眼差しがあった。

 ちまちま読んでいた、寺井奈緒美『生活フォーエバー』を読み終える。西友と自宅と職場の行き来で立ち上がる日常の温度感がとても心地よかった。「マサラタウンで一生暮らすタイプだよね」とパートナーに言われる件に笑う。その後Netflix『終わらない週末』を見る。今のアメリカをひたすらに風刺していく終末ものだったけど、あまり刺さらず。

 夜ご飯。何を食べたか忘れた。寝る前にアマプラで『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』を見た。去年見てれば間違いなく年間ベストに入ってた。

 時空を自由に行き来し、幽霊とフィジカルと魔力で勝負していくはちゃめちゃなエンタメホラーで、こんなに楽しくていいのだろうか、ずっと思っていた。

 登場人物である熱血ポンコツ気味ディレクターの「悪の側面」が実体化した幽霊(?)とバトルするシーン。ディレクターはまさに「自分自身」と戦う。

「俺はおめえをぶっ殺す!何度生まれてもな。何度でもぶっ殺してやるよ!!」と、自分の中にある悪と対峙し、真正面から向き合い殴り合うシークエンスに心揺さぶられた。

 

1/15(月)

 仕事。慌ただしく一日が終わる。先輩が昼休みに雪見だいふくを「食べたかったから!」と言って買っているのを見て、愛おしいなと思う。

 帰宅後、プレミアリーグトッテナム/ユナイテッド戦を見る。いつの間にかヴェルナーとドラグシンが加入していて驚く。ウドジェとガルナチョのマッチアップ、火花が散っていてとても良かった。ヒルとポロが壁を作る時、「こじんまり」という感じがして、とても可愛かった。2-2の引き分け。

 

1/16(火)

 休み。10時頃起床。Netflix西部戦線異常なし』を見る。第一次世界大戦末期の西部戦線塹壕戦。過剰なデフォルメのない、きっと実際にあったであろう生々しい地獄のような場面が続く。「僅か数百メートルの陣地を奪い合うために、300万人の命が失われた」というラストのメッセージ、それは今も地続きに繋がっている気がする。

 ジュンク堂に行く。年末駆け込みで行なったふるさと納税で付与されていた楽天の期間限定ポイントを消化。岩内章太郎『〈私〉を取り戻す哲学 』、武田砂鉄『わかりやすさの罪』(サイン本があったので、嬉々として)、ジョニー・オデル『何もしない』を買う。

 帰宅後、味噌汁を作る。豚肉、椎茸、小松菜を適当に切って放り込むだけ。ついで目玉焼きも作る。油の説明文に「ご飯に入れるとふっくら炊き上がる」と書かれていたので、入れてみると本当にふっくら炊き上がり感動する。

 『〈私〉を取り戻す哲学 』を読み進める。哲学用語を用いロジックで説明する文章を久しぶりに読み、難解。

 『anone』6話の続きを見て寝る。鍋をするシーンでみんなが適当に賞味期限の切れたものをボンボン放り込んでいくシーンがとても好き。「食べた日が賞味期限!」というセリフに、目の前の数字ではなく、自分の感覚を信じていけばいいのだ、と勝手に背中を押される。

 あとハリカが不登校の子どもと遊ぶところ。「かっこいい靴履いてるね」「時速300km出るんだよ!」という会話に、涙腺が緩む。こんな純粋で楽しい会話、子どもの頃はしていた気がする。