日記

日々の記録

1/15(日)〜1/31(火)

1/15(日)

 幼馴染が紹介してくれた近所の花屋さんへ向かう。お店の方と話が弾み、知り合いの写真家の個展がやってることを教えてくれる。発色が綺麗なミモザと一輪挿しの花瓶を購入。一輪挿し用と玄関に飾れる束状の2つに分けてくれたので、各々飾る。

 紹介してくれた個展に向かう。 iPhone8で全て撮影したと受付の人が言っていた動画作品が素晴らしかった。日常を切り取ってランダムに繋ぎ合わせたような映像。コーヒーとミルクが混ざり、雲が流れ、謎の模様が裁縫され、紫陽花が咲き、YUKIが歌っていた。岸政彦の『断片的なものの社会学』を思い出しながら帰った。

 

いつも私の頭の片隅にあるのは、私たちの無意味な人生が、自分には全く知りえないどこか遠い、高いところで、誰かにとって意味があるのかもしれない、ということだ。

 帰宅後ディズニープラスで「プレデター・ザプレイ」を観た。

 

1/17(火)

 仕事。面接を受けていた企業から内定の電話をいただいた。仕事帰りにスープカレーを食べ、三省堂藤本タツキの短編集2冊とルックバックを購入。

 

1/18(水)

 休み。カネコアヤノの武道館ライブをwowowで観た。インスタのカネコアヤノのメッセージが凝縮されたようなライブだった。

 

なにもわからないままでいいのかも、と最近は考えます。歌を作るのも、うたうのも、暮らしていくことも、感情の起伏も。

流れに身を任せたり考え込んだり不安で押しつぶされそうになったりするけど、好きなことと嫌いなことがハッキリしていれば迷子じゃない、それでいいのかなと思います。

私は今の自分の音楽が大好き。

 

1/19(木)〜1/31(火)

記憶に残っているものを断片的に残す。

 

・岡本真帆「水上バス浅草行き」。久しぶりに自分の感性にジャストフィットする短歌集を読めて、読んでいる間ずっと幸せだった。

Netflix舞妓さんちのまかないさん」。生活にひっそりと灯る光を丁寧に掬い上げていくような物語だった。

・同僚にKindle講談社文芸文庫セールをやっていることを教えてもらう。古井由吉「水」等、数冊買う。

・「川っぺりムコリッタ」を観る。世界には小さな幸せ一杯あるよ〜だから生きていこうね〜という安易なポジティブさではなく「世界は残酷だから、小さな幸せ見つけていかないと生きていけない」という切実さ。

・劇場で「イニシェリン島の精霊」を観た。「知性のカーストを描いた映画だ」というツイートを見て、なるほどなと思った。

・「スキップとローファー」8巻、涙腺ズタズタにされながら読み終えた。こんなにも誠実な物語があっていいのだろうか。岩倉美津未の世界に対する真っ直ぐな眼差しは、ひよっこの谷田部みね子を彷彿させる。