ふたしか日記

ふざけたままでいてくれよ

8/10(土)

 何時に起きたか、覚えていない。散歩に出て、近所の公園の写真を撮る。近所の喫茶店に行こうと思い、下見をしに行ったが今日は行かなかった。いつか行く。

 帰り道、近所のスーパーで3割引のとうもろこしとピクニックのコーヒーを買う。とうもろこしを食べながら、狩野英孝のゲーム実況(ALAN WAKE)を見る。「こういうところに蟹いるよね!!」と言いながらゲームをしていて、楽しむってこういうことなんだよなと思う。作品の中にさらっと入り込んで無邪気になること。

 

 その後、黒沢清『Chime』を配信で見た。奥さんが空き缶を凄い音を立てながら捨ててるシーンを見て、昔親が怒っている時、言葉にせず物に当たっていたことを思い出して、昔の自分、怖かったねと思う。映画は怖かったけど、こういう怖さは自分も他人も持っていて、そこら辺にあるなと思った。あとコジコジ3巻を少し読み進める。『カエルの生き方』素晴らしい。

 

「は?役に立つかどうか?どうでもいいじゃんそんな事。オレ達ただモーレツに生きているだけさ」

 

 しばしまどろむ。甲子園で野球をしている音を聞きながら。起き上がる。お腹が空いていたので、スーパーに夜ご飯を買いに行く。日替わり弁当、ふき煮、甘辛何とか鳥、ドクターペッパー、その他お菓子。

 

 ツイッターパレスチナの動画がリツイートされてくる。日常的に虐殺が起きている。見て、苦しくなる。そのくせ多少の募金、Youtubeの適当な解説動画を見て、勝手に免罪符をつけている。

 虐殺が起きている日常で、みなそれぞれの生活してる。多分これは狂ってる。自分も狂ってるんだ、と淡々と認める。中々読めてなかった『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』を読み進める。せめて知ろうとすることから、始めるしかない。

 

 もう少し読み進めてから、寝る。キム・ギドクの『人間の時間』も見れたら見る。キム・ギドクは性加害の一件があってから全く見なくなったけど「人間を憎むのをやめるためにこの映画を作った」という言葉を見たから。作品を見てから、自分の感情を決める。